合縁奇縁

ただの勢い。色々ランダムに思ったことだけ書いてます。ご了承ください。

目指せ。ポケモン世界大会への挑戦(大袈裟)。

ポケモン続きです。

ボーダーを決めたはいいですが、ぶっちゃけいえば、

私の中では息子が始めて2年半程度で結果出ちゃったんで(精神的なことから

学校から何から何までです)、どうでもいいっつっちゃーどうでもよかったんですが、

せっかく続けてきて、はい。これで終了ってわけにはいきませんでした。

しかも、旦那がジャッジになってしまったので*1、なんやかんや大会に行くことも多くなったしで、結局つづけたんです。

 

ジュニア最終年の前年まで、世界大会に出場できるチャンピオンシップポイントは確か400点くらい必要だったと思います。

ぶっちゃけ、400点なんて無理でした。

今でもですが、ジュニア最終年の子がやっぱり1位とか上位取ります。

経験とか年齢序列っていうんですかね。もうこれはしゃーないです。

そして、やっぱり懐事情も関係してますよ。

1位取るとか取られないは別として、ポケカもしょせんは金ゲーなので、

招待取りたい人たちはどこにでも飛行機使ってでも大会に行きます。

家はそこまでしないししたくもなかったので、地域と日数限定すると、

200~300点がせいぜいです。

この今一歩を何日もかけて遠いところの地域戦まで行くんです。

今でもですが、招待されたいんなら、ローカル大会を総なめにして、その上、地域戦はジュニアは最低2回、シニア以上は3回~が目安ってところでしょうか。

もっとその上の全米総合ランキングで16位以上とかそんなんはもっと凄いです。

 

だがしかーし、何を考えたんだか、TCPiがいきなりポイントを下げたんです。

ジュニアは200点も一気に下がった。

各レベルの大会で取得できるポイントの上限が決められて(この年までは無制限でした)、シティ大会で1位を4回取れば200点で世界行けちゃいました(^^;。

もちろん、旅行費だの奨学金だのなんだのをさらにもらいたかったら、もっとおっきい大会出てポイント稼ぐわけですが、ほら、家のはローグ(地雷)なので、

おっきい大会ではバブル上位がせいぜいなんですよ。

それにポイントががくっと下がったので、プレイヤー人口も多少増えたので、

ある意味キツい事はキツかったです。

なので、計算しまくって、やるんならシティでちゃっちゃと終わらせようと。

本人が行く気ねーんなら、終わらせようがなんだろうが関係ないので、

「世界に行くかー!行きたいか~!」

「行きたい!」

「ヨシ。じゃあ今まで通りの約束で(ポイントが)取れなかったら、諦めろ」

これで世界を目指すことが決定しました。

 

旦那がジャッジで呼ばれた分と含めて6か所出場しましたよ(--;。

どっちにしても旦那は旦那でジャッジ権キープのために何度かはプレイヤーとして大会に出場しないといけないんで良かったんですけど。

全部近場で一番遠いとこは確か1時間半程度の場所だったと思います。

今はシティ大会自体、消滅したんですが、当時はシティ大会もシーズンが決まっていて、11月から1月中旬くらいまでだったかと。

この間、感謝祭とクリスマスは抜かして、毎週末どこかしらで大会が開かれます。

日本人は晦日と元旦って必須じゃないですか・・・・。

家は掃除してなんちゃって御節作って、大みそかは寿司だのたらふく食って、

元旦にお節食べるとかいうゴロゴロして終わるのがせいぜいですが、

これも全部ぶっ飛ばして、大会大会また大会ときて大会でしたよ。

違う州からもロジック系のトップジュニアが来てたので

結果はマチマチでしたが、1位3回、2位(40点)2回、3位1回で、

さくっと世界大会出場決定しました(^^;。

コロンバス・シティのジュニア・チャンピオンが3年連続で取れたのは

親の私がいうのもなんなんですが、かなり嬉しかったです。

 

それでも、まだ、シティの後に開催される州大会(現在は消滅)に行かねばならなかった。

一か所はオハイオ州大会。

これは旦那がジャッジで呼ばれたので行かなきゃならなかった。

もう一か所はケンタッキー州大会。

こっちのは、TOさんやジャッジさんがめっちゃいい人たちで、

各大会でも顔を合わせることが何気に多くて、

「今度やるから来てねー!」「行く行く~!」のノリですわ。

開催される場所もハイウェイ一本で行けて(2時間くらい)、

おいしいレストランもあるし、旦那も遊びたがっていたので参加した。

 

そこで何がどうなってこうなったのはわからんが、オハイオ州で2位。

ケンタッキー州で3位を取ってもうた。

ついでに書くと、ケンタッキー州は参加人数が少ないんだけど、出る人たちはプロが集まるのが定例で(人数が少ないほど拘束時間も少なくなりますし、結果もわかりやすいので、トップカットになれないと分かった時点でとっとと家に帰れるという利点もあります)、そんな中、旦那まで7位とっちゃいました。

 

旦那が勝とうが、ジャッジしようが、どちらにしても、

最低でも夜10時くらいまで会場にいなきゃいけないんっすよ。

息子はゲーム部門も暇だからと出てたんですが、ジュニア、めっちゃ人少ないです(><)。

今でも少ないですっ!ここらへんでビデオゲームやってるジュニア・シニアは息子を最後に絶滅しましたっ!

出るだけでポイントくれます!。上位8位(8人いないと試合できません!)までポイントくれます!

(マスターとシニア足しても)人が足りないから出てくれない?と言われて、TOさんのDS借りて試合に出たこともあります!ちっこい大会でフリーウィンをいくつも取りました!

ついでに言うと景品が豪華でした!ちっこい大会の1位はニンテンドーショップギフトカード20ドルよ!シティだと40ドルよっ!

息子はこの方法でビデオゲームでも世界招待されましてね・・・・・・。

 

こういうのを「Duel invite」(二重招待)と言いまして、結局、カードとゲームの両方から、全米大会へのトラベルアワードをゲットしました。

Dualの場合は、どっちも3回戦まで出場しないとお金出してくれないんだわ。

当時は1日目にカード、2日目にゲームが開催されていたので、

1日目にカードのスイスで負けて(安定の上位バブルアウト)、

次の日にゲーム出て、両方のお金をいただきました。

そして、Dualの場合は、世界大会出場もどちらかを選ばなければいけません。

家の場合は本職がカードなので当然カードの方を選びました。

 

 

当時は大体州大会が終わるころから世界大会までに、ここらへんではチームができてました。

年によりそのチーム編成は変わりますが、

この年は、インディアナ州、オハイオ州、ケンタッキー州の各州から何人か集まってチームを組みました。

もうね、この人たち、プロの中のプロ(マジックでいうプロツアーして金稼ぐような人たちに近い立場です)で、全米戦ではトップ3に入ることは近年めったにありませんが、ほとんどの人がトップカット常連か経験者で、地方戦でも出ればいいとこまで必ず行きます。もちろん、毎年当たり前のように世界行ってます。

そして、世界大会まで部外者にはデッキリストも公開しないし、世界で使うデッキの練習もテストも公では絶対にしません。

その中の何人かが息子(厳密にいえば旦那にですが)にも参加してほしい。と言ったらしいんですが、さすがに20代前半メインの中に一人ジュニアがいるのもなんだし、何しろ練習やテストに参加ができない(時間も距離もかなり無理あった)と一旦断ったんです。

そのグループの中心の一人であったK君というのは地元のリーグによく来ていたので、みんながまだ来てない時を見計らって、こそっと旦那にメインポケモンを言づけし、息子がそのポケモンを中心にデッキ構築して、K君はK君で世界大会用以外のデッキを複数持ってきて、さりげなく息子相手に2時間くらいテストするんです。

息子は息子で、あれが違う、これが違うと、その場で1枚やそこらですが、微調節するんですが、K君が多種多様のデッキを使って負けようが勝とうが関係ないんです。

なぜなら、息子が構築して微調節後のデッキがK君の世界大会用デッキ候補になるからです。

もちろん、K君は息子が微調節したデッキをまた内密にテストテストテストを繰り返してK君に向いた微調節をするので、1枚や2枚は違う内容になるけども。

 

こちらとしてもウィンウィンじゃないですか。

プロとテストしまくって、できたデッキは(メンタルレベルが同レベルであれば)その人とほぼ同じデッキ内容なので、世界行ってもそれなりなとこまで行けるんですから(震)。

結局、なんやかんや言って、そのデッキを2週間程度使いまくったので、

面倒くさいからもうこれで出ちゃえ。と息子、

初のローグではないメタデッキで世界に出たんですが、

当日は1発目からプレイエラー・チート・ジャッジミスのトラブルに巻き込まれタイになってしまい、メンタルブレークダウンを起こし2回負けてしまいDay2には出れず。

 

そして次の日のボストンオープン(世界大会で行われる地域戦)にシニアとして出て、ケチョンケチョンにやられて(ジュニア→シニアあるある。みんなこの洗礼はされます。オープン戦に出てるプレイヤーはDay2に出れなかった「真面目な」プレイヤーばっかりなので、ぶっちゃけるとこの年のボストンオープンは本戦よりもすごかった)、

そのあとは無料のサイドイベント(8マンアウト。8人のグループでシングル・シングルイルミネーションの試合時間無制限)で自作のローグ使って、他の子たちビビらせて、日本人(の子供たち)はものすごい時間かかる(1試合に1時間かけるんだぜ)からシニア・ジュニアポッドに入りたくない。とスタッフに申し出るも、ここは世界大会だからダメあるね(全米やその他の大会の8マンアウトだとシニア・ジュニアなぎ倒ししちゃうんでマスターポッドに問答無用で突っ込まれる)。と断られて、

最後のテーブルまで勝つんだけども、その待ってる間がもったいなさすぎる。と、欧米からのシニア・ジュニア(息子を含)は勝ち相手にあげて、もらえるもんはもらって(1パックとかそんなもん)次のポッドにとっとと移動しちゃう。

5時間くらいバターになってたと思うんだけど、もらってきたパックは5パック。

全米その他のイベントでは息子はサイドイベント荒しもするので、

5時間あれば拡張パック2箱分程度とその他プロモ商品大量にゲットだぜ!だったので、そこらへんもかなり本人は納得行ってなかったようだ。

 

噂には聞いてましたけどね・・・・・。

当時(今はかなり変わりましたが)は、世界大会より全米大会の方が(サイドイベントその他)楽しいという噂はな・・・・噂でしたが、本当でした。

 

僕、一生世界大会なんて行きたくない(涙目)。

 

ま、ま、まあ、最初のエラーとかそういうのは私たちのせいだから(涙目)。

私ら噂で聞いてたけども、あそこまでひどいと想像もしてなかった(土下座)。

〇〇のマミーやダディの話はちょっと大げさだったんじゃないか?と思ってたけど、全然大げさじゃなかったから、本当にすまなかった。

ウェルカムキット*2もらいに行くために行ったんだからそれでよかったじゃないか。

と慰めたというかなんというか・・・・・・。

 

ところで例のK君はDay1バイだったのでさくっとトップなんちゃらに入ってたわ。

 

そして、旦那は朝、ホテルの廊下でボランティアリーダーのおばちゃんに捕捉されて全日通じてボランティアとして引っこ抜かれてしまい、

最終日の2階席の見張りをやらされた以外は

一日16時間近くプレイエリアの入り口で見張り番をしたので、

ボランティア行ったんだか世界大会に行ったんだかよくわからない状況で終了しましたよ。*3

 

そんなこんなで世界大会への挑戦と息子のジュニア期およびキャリアは一旦区切りをつけれました。

 

 

*1:ポケモン大会のボランティアやジャッジについては改めて書く予定です。

*2:世界大会のプロモが詰まったバック

*3:補足ですが、この年の世界大会でちょっとした事件が起きました。

ポケモン世界大会であわや惨劇に:銃を所持していた男2人を逮捕|WIRED.jp これでコンベンションセンターの入り口にセキュリティを置いて入場が遅れて、80%の人たちがオープニングセレモニーを見れなかったらしい。旦那はこのセキュリティではなくてプレイエリアの入り口だった。